第28回 1989年 「通商産業大臣賞」(2作品)

資生堂スーパーマイルドシャンプー

株式会社資生堂


【選評】

装飾性の多いシャンプーデザインの中で、このパッケージはシンプルでやさしさが感じられる。キャップはワンタッチで開閉がしやすく、誰にでも使いやすい。また、シャンプーとリンスの差別はキャップの色調以外にボトルの側面に突起が有り無しで分かりやすい。ユニバーサルデザインを取り入れた最初の商品である。

超コンパクト洗剤「Hi トップ」

ライオン株式会社


【選評】

この容器は開けやすく再封緘が可能で保存、安定性が高い。プラスチックの骨組みとポリをラミネートした紙との複合容器を使用している。デザインも分かりやすく、赤のベースと黒の文字は印象が強く店頭効果も高い。

CD-ROM出版「JAPAN PACKAGING COMPETITION 40回記念展(大臣賞68点の歴史をつづる)」(JPC元審査委員長・宮崎紀郎千葉大名誉教授ならびに千葉大工学部デザイン工学科視覚伝達デザイン教育研究分野学生=JPC事務局2002年刊=)より転載。