第21回 1982年 「通商産業大臣賞」(2作品)

資生堂シャワーコロン

株式会社資生堂


【選評】

若い人たちをターゲットにソフトフレグランス商品としてシャワーコロンが発売された。いずれもシンプルで楽しさをコンセプトにデザインされている。気軽に使えるフレグランスが若い人達の人気商品となり、新しいジャンルを作り上げた。マーケッティングとデザインの融合がヒット商品を生んでいる。

サッポロビール樽生21

サッポロビール株式会社


【選評】

この時代のビールのパッケージはアイデア容器戦争といわれ、各社とも新容器が次々と発売された。その中でこのパッケージは樽生のネーミングに合わせ、ビア樽の形をした容器を作り、シンプルで楽しいデザインになっている。

CD-ROM出版「JAPAN PACKAGING COMPETITION 40回記念展(大臣賞68点の歴史をつづる)」(JPC元審査委員長・宮崎紀郎千葉大名誉教授ならびに千葉大工学部デザイン工学科視覚伝達デザイン教育研究分野学生=JPC事務局2002年刊=)より転載。