第14回 1975年 「通商産業大臣賞」(2作品)

資生堂ファムデビーネ化粧品

株式会社資生堂


【選評】

ファムデビーネは資生堂の最高級基礎化粧品として開発された。ロゴタイプはアメリカのMs. Mary Sherdanに依頼し、ユニークで完成度が高い。キャップに金属を使い、その中にブランド名をレリーフ状に入れ、デザインポイントにしている。新しい質感と共に高級なイメージを表現している。

サントリーロイヤルリザーブ

サントリー株式会社


【選評】

容器はシンプルな形状にしてコストバランスを図りながら、外函レーベルでデザインを効果的に使い、格調が高い。特にレーベルは“60”をバックにレイアウトし、その上に文字をのせる方法が新しいイメージを出している。瓶形、外函、レーベルのバランスが良い。

CD-ROM出版「JAPAN PACKAGING COMPETITION 40回記念展(大臣賞68点の歴史をつづる)」(JPC元審査委員長・宮崎紀郎千葉大名誉教授ならびに千葉大工学部デザイン工学科視覚伝達デザイン教育研究分野学生=JPC事務局2002年刊=)より転載。