【選評】

44年に発売されたスペシャルリザーブのリデザインである。キャップの材質はスチールから樹脂キャップに変え、黒地の首巻きでしめている。ビンは黒ビンをやや薄めにし、中身が見えやすくなっている。ロゴタイプ、レイアウトも完成度が高く、全体のバランスがとれている。

【選評】

この商品には多様化する“食”への明快な提案がある。その提案をデザイン化したのが、このパッケージであり、天ぷら、炒めもの、一般揚げ物と３種に分かれ、それぞれのイラストが適切に使い方を表している。新しいマーケティングとその方向づけのデザインが融合され、売れる商品づくりになっている。

ＣＤ－ＲＯＭ出版「JAPAN PACKAGING COMPETITION 40回記念展（大臣賞68点の歴史をつづる）」（ＪＰＣ元審査委員長・宮崎紀郎千葉大名誉教授ならびに千葉大工学部デザイン工学科視覚伝達デザイン教育研究分野学生＝ＪＰＣ事務局2002年刊＝）より転載。